回復のための鍵-最新医療から伝統的な治療まで-

Surgery

聴力に影響する

聴神経腫瘍とはどういったものか

聴神経には蝸牛神経という聴覚に関する神経と前庭神経という平衡感覚に関する神経があります。 聴神経腫瘍(前庭神経鞘腫)とは片耳の前庭神経から発生する良性の腫瘍で、進行速度はゆっくりです。 最も多い聴神経腫瘍の症状は片耳の聴力の低下で、これは腫瘍の小さい初期の状態で現れもます。 ほかに耳鳴りや、腫瘍が大きくなってくると目眩やふらつき、顔面のしびれや傷み、痙攣が起こることもあります。 さらに腫瘍が大きくなると周囲の脳組織を圧迫して歩行障害や意識障害など、様々な悪影響を与えてしまいます。 片耳が聞こえにくくなった時点で受診・発見が行えると、腫瘍が小さいうちに対応することができます。 なお、聴神経腫瘍の治療には放射線治療や開頭手術が行われることがあります。

治療は急がずじっくり選択を

聴神経腫瘍が発見された場合、特に腫瘍が小さい場合は焦って手術をする必要はありません。 自然退縮といって自然に腫瘍が小さくなることがありますので、まずは経過観察を行い無理に手術はしないという方法があります。 観察期間は数年に渡る場合もありますが、特に年齢の高い方ほど自然退縮が生じやすいですが、20代の方にも生じることもあります。 経過観察のためのMRI検査は半年から1年に一度もすれば十分です。 手術を行う場合は、神経という非常に繊細な部分の手術になりますので、手術経験の多い脳外科医を選ばれると良いでしょう。 納得が行くまでカウンセリングをしてくれる、信頼のできる医師を捜すことが大切です。 じっくりと話し合って治療方針を決めましょう。

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